コミュニケーション、人間関係で悩む力を鍛え、モチベーションを上げて問題解決に挑むための道筋

人間関係改善のためのコミュニケーション 円滑なコミュニケーションは豊かな人間関係を育みます。

 

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▽▲よりよい人間関係メールニュース第62号▼△   発行:2011-12-19
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  チーム医療 梅本です。
  今年もわずかになりましたが、皆様お元気でしょうか?

 前号まで2回とりあげた明治大学国際日本学の小笠原教授の考えに大きな衝撃
を受けたとお伝えしましたが、もう1回だけこのことにふれさせて下さい。
というのは、「なんとなく、日本人」(小笠原泰著、PHP新書)を数日前に読み
終えたからです。

■ 日本が抱える様々な課題

 最近やや自信喪失ぎみの日本ですが、小笠原教授は、日本人の強さは、たとえ
命令を受けていなくても自分の仕事を精密化していく「内向きな役割の精緻化」
と「外部の新規性の絶え間のない取り込みとそのプロセス」と定義しています。
少し、難しい表現ですがなんとなくニュアンスをわかっていただけるのではない
かと思います。

 このような傾向は、外国人にはあまりみられないために、グローバル社会にお
いては、なかなか日本人の仕事のしかたが理解されにくいのだと思います。

 ビジネスの領域において西欧的な論理的思考への獲得・転換が叫ばれています
が、いっこうに成果があがらない原因は、実は、私達日本人の思考方法にあるの
だとする説明に、私は目からウロコが落ちる思いがしました。

 前号に書いたように相対的・協調的自己を文化とする日本人には、西欧的な思
考方法を身につけることは、とても難しく、戦後学校教育でそれを目指したはず
の若者達が、周りを気にするという点では大人以上にきわめて日本人的で、西欧
的な思考方法を身につけているとはいいがたいからです。

 グローバル社会に向けての私達日本人の進む道は、グローバルな文脈のなかで
日本人としてローカルに考え、しかもグローバルに活動することだとする本書の
主張に、勇気付けられながら本書を読み終えました。

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