コミュニケーション、人間関係で悩む力を鍛え、モチベーションを上げて問題解決に挑むための道筋

人間関係改善のためのコミュニケーション 円滑なコミュニケーションは豊かな人間関係を育みます。

 

バックナンバー一覧に戻る| 1号~30号 |

 

-コミュニケーションに関して日々思うことや参考事例・講座情報を配信します-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▽▲よりよい人間関係メールニュース第59号▼△    発行:2011-10-5
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  チーム医療 梅本です。
  秋が急速に深まるこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

 さて、過日もご紹介させていただいたWEB学習システム「月刊 心のスペシャ
リストの秘訣- スペシャリスト会員」がとても好評をいただいています。

 さらに多くの方に入会をお勧めしたいと思い、担当者達が入会特典を継続して
いくことを計画していますので、ぜひ皆様もご入会をご検討下さい。
(新しい特典として、来年からネット映像のみの販売を検討している「NLPコ
ア・テクニック」DVD全4巻を進呈する予定です)。

▼「月刊 心のスペシャリストの秘訣」とは?

 http://www.iryo.co.jp/cp/MNS-K001-A1.html

 先日、本学習システムの次々回のご担当をお願いしている家族療法のスペシャ
リストの一人である亀口憲治先生のご講演をビデオ収録しました。
  私にとっては、久し振りの目からウロコのお話でした。
  今回は、講演の中で私が興味を持ったことについて書きたいと思います。

 私は、現在メンタルヘルスに関する研修を毎月のように行っていることもあっ
て、メンタル不調に陥る方からの相談をよく受けます。最近は、ごく身近な人か
らも相談を受けることが多くなり、「うつ病」や「うつ状態」の方々が本当に増
えていることを実感しています。

 特に、中高年の方々のうつ傾向が増加している気がしていましたが、亀口先生
の、日本の夫婦の典型的なあり方についてのお話をお聞きして、納得できる気が
しました。

 「長い間、日本の夫婦はお互いにあまり話さないことで、夫婦の関係を保って
きた。平均寿命が伸びている現代、定年退職したあと夫婦で否が応でも話し合う
時間が増えることになり、お互いがストレスを感じている」というのです。
  家族の問題を長い間みてこられた亀口先生ならではの考察だと思いますが、私
は、その分析にとても共感を覚えました。

 夫婦が率直に話し合うことの大切さを主張してきた私は、先生のお話に日本の
文化の根の深さを思い知らされた気がして、自分の安易さを反省しています。
夫婦が率直に話し合うためには、相当の工夫が必要だと改めて強く思ったのです。

 なぜなら、大部分の夫は、仕事や仕事に関係するゴルフや飲み会に明け暮れて
いて、妻と向き合うことを無意識に避けることができる日本社会の仕組みに逆ら
うことは困難だと思うからです。多くの人がとるこのような行動を断って、妻子
との時間を優先することは、かなり難しいことだと思います。

 これから、この壁をどのように乗り越えていけるかを考えて提案して行きたい
と思っています。できれば、皆様も一緒に考えていただければと思います。