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▽▲よりよい人間関係メールニュース第12号▼△ 発行:2009-09-18
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チーム医療の梅本です。明日からシルバーウイークですが、皆様はどのように
お過ごしの予定でしょうか?
先日、栄養士の方を対象とする研修で傾聴のトレーニングを行いました。
傾聴トレーニングでは、相手が話したことをそのまま伝え返すバックトラック
がとても大切ですが、ただオウムのように同じように伝え返すだけでは、よくな
いことがあります。
例えば「私は太っているので、みんなから嫌われているのです。」と言うような
自分を否定的な評価をする言葉を聴いた時に注意が必要です。
私は、以前あまり疑問を持たずに「みんなから嫌われていると感じるのですね。」
と伝え返してしまったことがありました。
そのように伝え返した時に、その女性の顔が少し歪んで悲しそうに見えました。
私は、とっさによくない伝え返しをしたことに気づきました。
もしかしたら、口ではそう言いながらどこかで否定して欲しかったのかもしれ
ません。
自分自身に関して否定的なことを話された時は、その人は今どのような気持ち
でそう言っているのかを考えるという、とても大切なことを忘れていました。
私は、そのことを忘れていたために不用意にそのまま伝え返してしまったのです
が、すぐに次のように続けることで、なんとか難を逃れました。
「もし、私なら太っていることを理由に嫌われたら、いたたまれなくなったり、
落ち込んでしまったりすると思います。それはどのようなお気持ちなのですか?」
その方は、「イヤーな感じがして、とても腹が立ちます」と言われました。
それを聞いて、私が見つけなくてはいけないバックトラックは、この「イヤーな
感じがして、とても腹が立つのですね。」ということだったのです。
改めて、人の感情の扱い方の難しさを痛感した体験でした。
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