コミュニケーション、人間関係で悩む力を鍛え、モチベーションを上げて問題解決に挑むための道筋

人間関係改善のためのコミュニケーション 円滑なコミュニケーションは豊かな人間関係を育みます。

 

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▽▲よりよい人間関係メールニュース第9号▼△     発行:2009-08-21
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  チーム医療の梅本です。
  お盆のお休みも終わったことと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?

 さて、今日は「人間への望み」について書きます。

 休み中に、先月7月29日の日経新聞の夕刊文化欄を読みました。
  その中の、社会学者の宮台真司さんという方へのインタビューから書かれた
文章に心を惹かれました。

 文章に、こんな一節がありました。
  《人の思いには2つの次元があり、一つは、今の状況の中で何が期待できるか
(期待水準)という次元であり、もう一つは、心の奥で本当に何を望んでいるか
(願望水準)です。》

 現在は、期待水準を持ちにくい社会情勢です。しかし、願望水準まで希薄にす
るのは問題であり、どのような状況でも「人間に対してだけは、信頼や願望を高
く持ち続けるべきだ」というのが、宮台さんの考えだというのです。

 私は、とてもこの考えに勇気づけられる気がしました。
  周りがどうあろうと、自分にも他人にも信頼や願望を持ち続けることが大切な
のだと思うし、そういう人々が連携することで、また新しい期待水準も作られて
いくのだと思います。

 私がNLPをいろいろな方にお勧めするのも、NLPが自分と他人を理解する
ための方法だからです。私は、この記事から、改めて「人間への望み」について
考えさせられました。